『いろんなためいき』
これはCDのタイトルです。
近所にとても感じのいい焼き菓子屋さんがあり、そちらに置いてあるCDで昨年購入しました。
大好きで本当に良く聞いています。
曲名のついていないクラリネットの曲が20曲。
料理しながら、片付けしながら、事務作業しながら、歩きながら、ごろごろしながら、いろんなときに聞いています。
そして鍼灸の施術のBGMとして、かけられる環境のときに使っています。
これがとてもいい。
施術を受ける方にも好評ですし、やる側の私も音楽にすごく助けられます。
自主制作されているようで数は少ないのですが、いろんな人のところに届くものになればいいなあと思います。
いろんなためいき、とはなかなか面白いタイトルです。
ため息という言葉にはそれぞれのイメージがあると思いますが、良くないもののような捉え方が多いものです。
息ですから、わたしは良いも悪いも無いと思っていまして、出るものは出すにかぎるという感じでしょうか。
感覚としては、はあ〜とか、ふ〜とやった後はちょっと楽になったり気持ち良くなっていると思うのです。
息が吸えない、という症状は鍼灸施術でもよく聞きますし、呼吸が楽になるとからだがちゃんと休めるように変化して行きます。
呼吸は吐けば空いた所に新しい空気が入ってくるという動きになっているので、息が吸えない人はまず吐き出すところからです。
呼吸法となると息をしてやろうという意気込みを感じます。
そういうのもやればやったで気持ちいい。
でも四六時中やるものじゃない。
ため息というやつは知らないうちにやっているものですから、それこそ知らないうちに何かが溜まっているのかも。
からだが自然に吐き出したくなって出すのかも。
そう思うと、ありがとうよ、とでも言いたくなるようなナイスな現象のように感じます。
ためいきひとつで幸せが一つ逃げるとしたら、空いた場所に次の何かがやって来るでしょう。
幸せでもなんでも溜めてキープさせるよりも、出入り自由にしておくのが気楽かもしれないし。
からだのはたらきにまた一つ感心なのです☆
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